トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』  > 『妖怪人間ベム』の”ベラ役”がハマった杏 成長の影に両親の泥沼離婚騒動があった!?
本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.133

『妖怪人間ベム』の”ベラ役”がハマった杏 成長の影に両親の泥沼離婚騒動があった!?

an.jpg「LIGHTS」(ERJ)

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 日本テレビ系のドラマ『妖怪人間べム』で共演しているKAT-TUNの亀梨和也と女優の杏との交際がウワサされているが、杏の女優としての成長ぶりには驚かされる。言わずもがな、父親が渡辺謙だけに「蛙の子は蛙」と言うべきなのだろうが、杏の場合は、皮肉にも両親の離婚スキャンダルの犠牲になったことが、今の女優活動に深みを与えているのかもしれない。

 渡辺は、2002年に劇団「円」から大手芸能プロ「ケイダッシュ」に移籍。渡辺自身はこの移籍を「FAのようなもの」と言っていたが、移籍前に高島礼子との”W不倫スキャンダル”が女性誌に報じられたことから、「大手プロに入れば、スキャンダルは止まる」という思惑があっての移籍といわれた。

 ところが、皮肉なもので移籍後に、渡辺の妻(当時)が子どもたちの同級生の母親たちや、宗教団体「釈尊会」の故・小野兼弘氏から、理由不明で5億円以上もの多額の借金をしていたことが発覚。これまで以上の大きなスキャンダルに見舞われてしまう。このトラブルをきっかけに夫婦関係がこじれ、2人は別居。その時、長男の渡辺大と長女の杏は母親についた。

 さらにこの後、泥沼の離婚裁判に突入するのだが、その時の一番の犠牲者が杏だったといえよう。当時、杏は高校生で「サンミュージックブレーン」に所属するモデルだった。兄の大は大学生。家計が困窮する中、杏は大に大学卒業を勧めつつ、自分は生活費を稼ぐために高校を中退して、仕事に専念することになった。サンミュージックはスキャンダルが発覚するまで、杏の父親が渡辺謙だとは知らなかったそうだ。彼女自身が”七光り”を嫌って、父親の名前は言わなかったのだ。母親がサンミュージックまで金を借りにきた時、初めて分かったという。

 その後の渡辺の離婚裁判では、夫人側の弁護士から、渡辺と不倫のウワサが立った女優として、若村麻由美、高島礼子、荻野目慶子、斉藤由貴、池上季実子といった実名が暴露された。渡辺は否定したが、この実名報道に一番ショックを受けたのは、杏だったかもしれない。

 04年に離婚は成立。その後、渡辺が女優の南果歩と再婚したこともあり、渡辺と杏は絶縁状態が続いていると思っていた。ところが最近になって、杏を女優として後押してきたのが渡辺だということが分かった。杏はサンミュージックブレーンに所属時、父親の渡辺が米アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことに触発され、モデルから女優の道に進むことを選んだ。そんな杏の願いをかなえるべく、サンミュージックに渡辺が直接「娘を移籍させてやってほしい」とお願いに上がっていたというのだ。

 しかし、渡辺が勧めた移籍先はモデル事務所だったため、女優としての活動ではイマイチぱっとしなかった。その後、渡辺プロダクション系列の「トップコート」に所属してから頭角を現してきた。これも、父・渡辺の陰ながらの応援があってのこと。やはり、血は水よりも濃し。亀梨、杏と真剣交際するためには、まずは渡辺に認められる俳優になるというハードルを越える必要に迫られそうだ。
(文=本多圭)

LIGHTS

苦労してます。

amazon_associate_logo.jpg

最終更新:2013/09/10 12:00
ページ上部へ戻る

配給映画