“やらせの日テレ”大顰蹙! 『マネーボール』来日のブラッド・ピットに野球拳を要求
#テレビ #映画 #日本テレビ
11月30日に放送された日本テレビの音楽番組『音楽の祭典 ベストアーティスト2011』で、録画パートを生放送ごとく扱った”やらせ”が明らかになった日本テレビ。そんな日テレのスタッフがハリウッドスターのブラッド・ピットに対し、とんでもないことをやらせていたことが、社内外で話題になっている。
ブラピは11月上旬に”妻”のアンジェリーナ・ジョリーや子どもらと一緒に来日し、主演映画『マネーボール』のプロモーションに務めた。問題が起こったのは、同9日に東京・六本木で開催されたジャパンプレミアだ。
「ブラピがレッドカーペットを歩き、その間にサウンドバイツといって、各放送局が自由にインタビューしたり、メッセージやポーズをもらったりできる時間があるんです。そこで何を考えたのか、日テレのスタッフがブラピに、野球拳をやらせようとしたんです」(関係者)
「アウト、セーフ、よよいのよい」と歌いながら遊ぶ、あのお座敷芸=野球拳を、野球に関する映画にかこつけてやらせてしまおうという貧弱な発想……。
「やったスタッフもダメなら、それにゴーサインを出したディレクターもダメ。野球拳をブラピにやらせるというのは、テレビ的な発想だけをしてしまえば”すごい絵が撮れる”ということになりますが、一般常識で考えれば、誰だって恥ずかしいことだと笑うでしょう。そんなことも考えられないテレビマンは、程度が知れるというものです」とスポーツ紙映画記者は手厳しく糾弾する。
事実、日テレの森圭介アナウンサーがブラピにしつこく英語で野球拳を要求するという様子を見ていたプレミア会場には、何ともいえない空気が漂い、会場にいたファンらはネット上でこの”蛮行”を非難している。
最終的に、ブラピは森アナのアプローチを「もっと歌がうまかったらやったのにね」とそつなくかわしていたものの、ファンは失笑、関係者はヒヤヒヤ。そんな様子をいたたまれない気持ちで見ていた人物がいる。
「日テレの編成幹部が、その一部始終を目撃していたようです。森アナはこっぴどくお目玉をくらい、後日プロデューサーも厳重に注意をされたようですよ」(前出の映画記者)
いい絵さえ撮れればOKというテレビマンの発想が、ブラピを笑い物にし、冒頭のように、しょうもない音楽番組のやらせを導いていることを、関係者はお分かりだろうか。ドラマが好調で浮き足立つ日テレだが、今後がちょっと気がかりだ。
(文=中谷泉)
どつくぞ!
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事