「独裁者はどっちだ」巨人軍クーデター騒動 世間を味方につけた清武代表に夕刊各紙が総攻撃
#プロ野球
巨人の歴史上、類を見ない騒動が勃発した。読売巨人軍の清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM)が11日、文部科学省で緊急会見を開き、渡辺恒雄球団会長が球団人事に介入する重大なコンプライアンス違反があったと涙ながらに告発した。
栄光の巨人軍における前代未聞のクーデターに国民の関心は高まる一方で、読売系列の日本テレビを除く各局はトップニュースでこの騒動を伝えた。
一見すると「独裁者」「老害」の渡辺オーナーに清武氏が勇気を振り絞って抵抗したという構図で、世間の反応も清武支持が8割を超えている。だが、野球担当記者のほとんどは真逆の反応だ。
「渡辺オーナーも問題ではあるけど、清武の方がよっぽど独裁者ですよ。選手に『おまえは使えない』など暴言を吐くことはしょっちゅうで、原監督を飛び越えて勝手にチームの補強を進めたこともあった。今回の号泣会見も自分がチームの不振の責任を取らされGMを解任させると聞いて、自己保身のために先手を打ったのでしょう。茶番以外の何物でもないですよ」とは巨人担当記者だ。
とりわけ、「東京スポーツ」や「夕刊フジ」「日刊ゲンダイ」などの夕刊紙は積年の恨みとばかりに清武批判を大展開するつもりだという。元夕刊紙デスクは「ちょっとした記事にもイチャモンをつけてきて、すぐに出入り禁止する。ウチも何度出禁になったことか……。時には批判的な記事を書くこともチームを奮い立たせるために必要なことなのに、まったくわかっていない。出禁を解いてもらうにも、野球部デスクじゃ門前払い。『局長を呼べ!』ですからね。いい加減にしろ! って感じですよ。この機に乗じて清武潰しに走る社は多いでしょう」と憤る。
世論の反応を計算してことに及んだ清武だが、思わぬところでその計画は頓挫してしまうかも……?
メディアの都合とファンの都合と球団の都合と……。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事