巨人クーデターで改めて糾弾される”悪役”ナベツネ マスコミには優しかった!?
#マスコミ #プロ野球
栄光の巨人軍で起きた前代未聞のお家騒動。清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM)が涙ながらに渡辺恒雄球団会長を”告発”した件に対し、世間は予想通りの反応を見せている。
渡辺氏といえば、これまでも球界再編の際に「たかが選手が!」と言い放ったり、近寄ってきた記者を「無礼者めが!」と一喝するなど、”独裁者”のイメージにふさわしい言動でたびたび世間の反発を買っている。今回も、清武氏が想定していた球団人事を渡辺氏が”鶴の一声”で白紙にしたと報じられたことから、ネット上では渡辺氏のことを「老害」「独裁者」と呼び、「早くいなくなれ」と大ブーイングが起きている。
だが、意外にもそんな渡辺氏を擁護するマスコミ関係者は多い。
スポーツ紙記者のひとりは「よく渡辺さんがマスコミのぶら下がり取材に応じている映像が流れていますが、あれはマスコミのためにいつも同じホテルで食事をしてくれるから。ひと言ふた言コメントするのも、元々新聞記者出身の渡辺さんだけに、張り込んでいる記者のことを思ってしゃべってくれているんです。これは私たちにとって非常にありがたいこと」と語る。
そのことを知らず、先日一部夕刊紙が横浜ベイスターズの買収について我が物顔で語る渡辺氏に対して「何様のつもりだ!」と批判記事を掲載したところ、渡辺氏が「おまえらのためを思って、話してやっているのに”何様”とは何だ! もうしゃべらない!」と大激怒。慌てて担当記者が謝罪したという。
また渡辺氏が乗り込んだ車をマスコミが追いかけるときも、本来なら逃げ切れるところを「なぜか次の信号で待っていてくれた」(同)こともあったという。
このような渡辺氏の行動について別の野球担当記者は「優しさ半分、目立ちたがり屋なのが半分といったところでしょう。その昔、ヒマだった渡辺さんが某新聞社の編集部にアポなしで電話し、球団人事についてとうとうとしゃべったこともあったそうですから。誰も本物の渡辺さんとは思わなかったようですがね(笑)」と語る。
いい意味でも悪い意味でも、渡辺恒雄という男の存在感は抜けているようだ。
そういう馴れ合いが騒ぎの一因という話も。
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