「スナック永子」にAR三兄弟が帰ってきた! ARシステムによるお見合いデートで大盛り上がり!!
#AR
月刊サイゾー4月号「僕たち、完全に売れかけてます!」などでもおなじみ、永子ママこと映像ライター林永子が、六本木SuperDeluxにて手がける定例イベント「スナック永子」。各界のクリエーターが集う出会いの場としても有名だ。
見知らぬ2人が積極的に話し、交流を深めた結果、お仕事だけでなく恋も実ったという例が多々あることから、「いっそのこと、スナック永子そのものをARで拡張してみたら……」という話になり、極めて大胆な試みが8月31日の夜に行われた。題して「スナック永子 DE パンチ DE デート」。かつての人気テレビショーのAR版をやってしまおうというのだ。
実際には『プロポーズ大作戦』(朝日放送)の「フィーリングカップル5vs5」を模した男女6vs6のARお見合いシステムが今回の主な装置であり、「パンチDEデート」のタイトルはイベント全体の恋愛カラーを表現したものと考えられるが、細かいことは抜きにして、ARで夜の恋愛(と商談)を楽しんでしまおうという点が重要だった。
予定では20時オープン、22時に「スナック永子 DE パンチ DE デート」の説明を始め、その後出場者の募集と紹介があり、おおむね23時から24時までの間にイベントを進めて終電ごろには告白タイム、カップル成立──となるはずだったが、アクシデント!
何かが起きるAR三兄弟、なんと22時のイベント開始予定時刻になってもシステムが完成せず。最終チェックを終えたのは23時台で、結局事が始まったのは日付が変わる24時頃だった。実に2時間遅れのスタートである。
ここでこの日のイベント内容をおさらい。まず携帯電話または口頭で男女が「スナック永子 DE パンチ DE デート」にエントリーする。出場機会は先着順である。そして出場者各人のプロフィール紹介があり(前知識を入れてお見合いトークを弾ませようという意図。もちろん業界人というかクリエーターなのでお仕事上の自己紹介ということもある)、いよいよデート本番。お見合いよろしく「最初のデートはどこに連れていってくれますか」などのやりとりをして品定めしつつ、告白相手を決め、これまた携帯電話か口頭でエントリー。
最後はPCによる手動判定(?)で片思いか両思いかを判定し、双方向から伸びた点線(※6vs6で座ったメンバーを真上からカメラでとらえ、スクリーンに投影)がごっつんこすればカップル成立、CGによるハートマークが出現する。
成立したカップルはカーテン奥のVIPシートで業務上の打ち合わせをするなり、ガチ恋愛でイチャつくなりお好きに……という筋書きだ。
予定が大幅に遅れたために終電で帰宅した参加者が多数、エントリーしながらキャンセルするケースが相次いだが、そこは宵っ張りのクリエーターたち。ボーカロイドを開発した剣持秀紀、CAMPFIRE(http://camp-fire.jp/)の家入一真、石田光平、ショートムービー『ひえつき節』がその筋で好評のOMODAKA+ひらのりょう(http://www.youtube.com/watch?v=hgurzQrbkC0)、映像にダンスをシンクロさせるオリエンタリズムの坂倉勝己(http://www.youtube.com/watch?v=kpE8Re_LLik)など、けっこうな人々が残り、お見合いデートは2回戦が決行された。
いざとなると緊張するのか、とてもいい歳の大人とは思えないシャイな感じが実際のお見合いっぽい展開だったが、2回戦になると深夜のグダグダなノリとなって会話も砕けまくり。「好きな体位は?」などの直接的な会話もあり、1回戦2回戦合わせて3組のカップルが成立した。
2回戦、遠慮がちに末席に座った永子ママは、イベント内では告白が行き違いになってしまいカップルになれなかったものの、終了後に非参加者を含めて3人の男たちから『ねるとん』風に告白され、ここ数年は彼氏もいなかったので……と感涙。またスナック永子そのものの盛況にも感動し、謝辞を述べて「スナック永子 DE パンチ DE デート」を締めた。
当初はお仕事のカップリングもありという想定で、12月のスナック永子でその後の成り行きがリポートされる予定だったが、意外に恋愛志向のカップルばかりになったためにその辺りがどうなるかは未定だ。
縁あって結ばれた恋人たちに幸あれ!
(取材・文・写真=後藤勝)
とりあえず、いろいろすごくなるみたい。
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