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竹書房がヤバい!? 震災前に大地震や原発事故を予測していた”問題3作品”があった!!

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 「またかよ!」と嘆きたくなる読者も多いのでは? 東京電力は今月1日、福島第一原子力発電所の1、2号機原子炉建屋近くにあるがれきから、これまでで最高の1時間当たり1万ミリシーベルト以上の放射線量を検出したと発表した。「原発事故は収束に向かっています……」と液晶の中で繰り返していた政府関係者は、この報道をどう捉えているのだろうか。

 震災から5カ月目を迎える今日、原発に関するニュースや特番は日を追うごとに減ってきている。一方で、基準値を超える国産牛肉の放射能汚染問題は毎日のように報道されているが、汚染されているのは牛肉だけではないということは子どもにでも容易に想像できるだろう。豚は? 鶏は ? 野菜は? そんなもん、政府が保証してくれるわけがない。

4812446740.jpg そんな中、震災前に大地震や原発事故を予測していたかのような書籍が、竹書房から出版されていたという。まず一冊目は、”史上最悪”と言われたチェルノブイリ原発事故を記録した『チェルノブイリクライシス』。1988年に発行されたもので、この度、緊急復刊された。このタイミングで復刊したことにはもちろん意味がある。事故後、旧ソ連政府はどのような対応をしたのか? 被曝者や死者はどのくらい出たのか? チェルノブイリに再び住めるようになるのに要する年月は? 食品の汚染は? ……原発事故のさまざまな疑問に対する記録が記されている。

 解説は反原発活動家の広瀬隆氏。冷静かつ残酷にその現状を克明に記し、チェルノブイリ原発事故を分析している。しかも、日本の原発の問題点を指摘し、88年に書かれたその文章の中に、「次は、わが国だ。わが故郷だ。」と、まるで福島第一原発事故を予測してたかのような記述もある。

481241461X.jpg 次に紹介する『東京原発』は、2004年に映画化された事で話題となった作品。都の財政赤字を回復するために、東京に原発を誘致するという、今となっては「ありえない」とは言えないシュチュエーション。

 ストーリーは以下の通り

 押しの強さと派手なパフォーマンスで都民の支持を得てきた天馬東京都知事は、津田副知事を始め6人の幹部を臨時緊急会議に召集し、その席上で切迫した財政再建のために、東京に原子力発電所を誘致すると言い出した。他人の言葉を一切聞かないワンマンな天馬都知事は、強引にでも東京に原発を誘致しようとするのだが、津田副知事は物理学の権威である東大の教授を呼び、切々とその危険性、問題点を説明させる。

 一方、都庁で原発誘致のための議論が交わされている間に、外国から極秘裏に運び込まれていた”大量のプルトニウム燃料”を運ぶトレーラーがジャックされてしまう……。

 都政をモチーフにしたブラックコメディーとして発表された本作品だが、やはり原発問題に対する政治のドタバタ劇を予測していたかのような作品である。

4812441188.jpg 最後に紹介するのは『東京マグニチュード8.0』。主人公である中学1年生の小野沢未来は、夏休みの初日に弟の悠貴と一緒に東京のお台場へ”ロボット展”を見に来ていた。その時、マグニチュード8.0の海溝型大地震に遭遇してしまう。東京が大きな被害を受けている中、未来と悠貴はお台場で出会ったバイク便ライダー・日下部真理の力を借りて、世田谷の自宅へ帰ろうとする物語。さまざまな困難を乗り越えることで、未来は人として成長していく。1人の少女を中心とした被災者の目線で描かれているのも興味深い作品である。

 この作品で特筆すべきは、災害時の行動マニュアルとして優れている点だ。災害に巻き込まれた時はどのように行動すれば良いのか? 公共の乗り物が使えなくなった場合、自宅まで徒歩で帰るには? など、リアルに表現されている。そう、まるで3.11の東京を予測していたかのように……。

 「もう原発は安全だ」と言う専門家もいれば、それらを否定する専門家もいる。そして更なる大地震を予測する専門家も多い中、改めてこれらの書籍を読み、自分自身で情報を判断することが大切なのではないだろうか。自分の身は自分で守る。この夏、今最も必要とされる知識を身に付けてはいかがだろうか。

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最終更新:2011/08/11 17:29
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