10週連続シングルリリース! AKB48 VS ジャニーズのオリコン1位争奪戦が勃発
#アイドル #AKB48
アパマンショップネットワークのCMに起用され、現在10社以上のCMに出演しているAKB48。人気絶頂を裏付けるかのように、実は現在、「関連グループで10週連続リリース」を行っており、7月のオリコンウィークリーチャートは4週連続週間1位を記録した。
「6月22日にソロデビューした前田敦子を皮切りに、ノースリーブス、7月に入り、Not yet、板野友美、NMB48、SKE48、8月からは渡り廊下走り隊7、DiVA、SDN48、そして8月24日のAKB48と姉妹グループ・派生ユニットで10週連続リリース中です。ノースリーブスが3位だった以外は、すべて1位を記録しています。偶然にも、AKB48がデビューした2005年12月から倖田來未が行った12週連続リリースを彷彿させますね。実はAKB48と同じく秋元康総合プロデューサーが手掛けたおニャン子クラブは、高井麻巳子などのソロやうしろゆびさされ組などの派生ユニットも含め、1986年の52週中の36週で1位を記録(同じ曲が複数週1位を含む)。AKB48は現在、2011年で9作1位を獲得。一方、ジャニーズ事務所のタレントは今年で10作が1位となっており、熾烈な争いを繰り広げています」(音楽雑誌の編集者)
AKB48が9作、ジャニーズが10作となり、AKB48がジャニーズに並ぶ可能性のあった今週。8月3日発売のシングルチャートでは、渡り廊下走り隊7とKAT-TUNが同日対決。デイリー初日はKAT-TUNが1位、渡り廊下走り隊7が2位となり、週間チャートの行方が注目されている。そんなAKB48は、姉妹・派生グループもリリースの度に握手会やイベントを行い、その効果で売れている面もあるのだが、それだけではないようだ。
「AKB48関連グループのシングルは各4パターン程度発売。それぞれカップリング曲を変えており、秋元康総合プロデューサーはシングル1作につき5曲ほどを新たに書き下ろし、この10週連続リリースだけで43曲も作詞しています。関係者の間でも『そこまでしなくても……』と言われるほどですが、これが秋元氏のこだわる顧客満足度の追求の姿勢のようです。さらに、通常版にはDVDが付属し、PVはもちろん、メンバーの足跡をたどったドキュメンタリー映像、ショートコントなどが収められています。SKE48は今回、シングル付属DVDに約55分もの水着での水泳大会の模様を収録。ここまでやるのは、もはやあっぱれだと業界でも言われていますよ(笑)。そのため、各レコード会社のA&Rは、AKB48関連グループのリリーススケジュールをものすごく気にしてますね」(同)
いまや握手会は、アイドリング!!!、ももいろクローバーZ、ぱすぽ☆など多くのアイドルが当然のごとく行い、K-POPの2PM、BEASTや、CHEMISTRY、倉木麻衣などがハイタッチ会を行うなど、CD不況の時代の一種のスタンダードとなりつつある。だが、どんな世界でも、メディアがもてはやす売れているモノ=最も優れたモノとならないケースがあるのも事実だ。今の時代に必要なのは、そんな物事の本質を見抜く力なのかもしれない。
(文=蛹カルヲ)
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