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「ホリエモン収監!」最高裁が司法クラブに事前リークで「批判封じ」

akarihorie0425.jpg無念!

 既報の通り、「ホリエモン」ことライブドア元社長、堀江貴文被告がついに収監されることになった。

 最高裁第三小法廷は26日までに、堀江被告がライブドアの株売却益や利益50億円余りを有価証券報告書に不正計上して決算を粉飾し、また業績などにおいて虚偽の発表をするなどで企業価値を実態よりも大きく見せたとして、証券取引法違反罪の成立を認定。その上で、堀江被告から出されていた上告を退ける決定をした。東京地検特捜部による衝撃的な逮捕から5年余り。この決定で、懲役2年6月の二審判決が確定することになり、刑務所での服役期間は2年半近くになりそうだ。

「最近のホリエモンといえば、Twitterのフォロワーが70万人近くに上り、東日本大震災の寄付を呼び掛けたり、被災状況などに関する情報をしたりと大きな影響力を持っていただけに、今回の収監を惜しむ声がすでに上がっています」(司法に詳しいフリーライター)

 「粉飾」と最高裁が認定したその手法は、企業価値を過大に見せることで金融機関から巨額の資金調達が可能になり、次々と企業買収を行うことができたという意味において禁じ手であり、ライブドアの企業成長を喜んだ個人投資家らを欺き、証券市場の信用失墜を招く結果になっている。

 一方の堀江被告は、ブログの中で「明確に違法ではないことをストーリーを作ってわざわざ違法にした」と特捜部の捜査手法を糾弾。あの「証拠ねつ造事件」の発覚で無罪を勝ち取った厚生労働省元局長の村木厚子さんが堀江被告の発言を自身の事件に重ね合わせて評価していることもあり、検察改革が迫られている検察庁にとって「ホリエモンは目の上のたんこぶ」(前出・ライター)になっているようだ。

 ところが残念なことに、最高裁は被告側から指摘された強引な捜査手法について一切の見解を示していない。最高裁は、法廷を開いて実質審理を開くべきなのに、上告を門前払いにしてしまったのだ。前出のライターが語る。

「実は、門前払いの決定通知書は、昨日のうちに最高裁から送付されています。しかも、最高裁で内々に事前レクが行われ、司法クラブ所属の新聞・テレビは予定稿を用意していたようです。ホリエモンに通知書が到着した時点で報道解禁だったと聞いています」

 このライターの指摘は、見事に裏付けられている。堀江被告がTwitterで「棄却された。。。」とつぶやいたのが、26日午後0時10分ごろ。これが「通知書の到着」の合図になり、その20分後にはTBSがいち早く速報。さらに10分後の0時40分には、NHKが臨時ニュースで詳しく伝えている。大手紙の夕刊も1面、社会面に展開して堀江被告の記事を大きく掲載している。予定原稿なくして、どうしてこんなマネができるだろう。

 これでは、当事者しか知りえない最高裁決定を事前に漏らしてもらう見返りに、司法クラブが最高裁の門前払いを批判できなかった――と追及されても致し方ない。収監までまだ間がある。堀江被告とそのフォロワーたちはいったい、何をつぶやき、主張していくのだろうか。

拝金

続編待ってます。

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最終更新:2013/09/13 18:41
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