「ずっとウソだった」Ustream生熱唱の斉藤和義が開けた”パンドラの箱”
#東日本大震災
シンガーソングライターの斉藤和義が自ら代表曲「ずっと好きだった」を”反原発ソング”に替えた「ずっとウソだった」が、ネット上を中心に爆発的な人気を見せている。CMソングとしてヒットした「ずっと好きだった」のメロディーに乗せ「ずっとウソだったんだぜ。やっぱ、バレてしまったな」「何人が被ばくすれば気がついてくれるの? この国の政府」「この街を離れて、うまい水見つけたかい?」などと原発批判している。同局は動画投稿サイトYouTubeにアップされると、瞬く間にネット上に広がった。
ところが、動画が上がるたびに斉藤の所属レコード会社が動画の削除を要請。所属レコード会社は「斉藤のプライベート動画が何者かの手によって無断でアップされた」とコメントしていた。
そんななか、今月8日に斉藤自らUstreamの生番組『空に星が綺麗』の中で「ずっとウソだった」を熱唱。視聴者が殺到し、放送が一時フリーズするほどの反響を呼んだ。これに某音楽関係者は「ついにパンドラの箱を開けちゃいましたね」とポツリ。最近の日本のアーティストはこれまで社会風刺ソングは自重する傾向にあったが、斉藤の行為に触発され、今後次々とメッセージ性の強い曲が生まれるというのだ。
別のレコード会社関係者も「公の場ではやらないが、個人的なライブで今回の震災をネタにしているロックミュージシャンは多い。泉谷しげるさんなんかはその筆頭。斉藤さんの姿勢に感銘を受け、福島原発で働く作業員を賞賛する曲や菅直人首相をボロクソにこきおろす曲でも作る気じゃないか。ACのCMに出ている『ウルフルズ』のトータス松本も猪突猛進な性格でしられる。ロックンロールの内田裕也さんなんかはいかにもやりそうですよね。しばらくは音楽業界はチャリティーソングと社会風刺ソングの2つがブームになるでしょう」と推測する。
斉藤の替え歌は日本のアーティスト像に変化をもたらすかもしれない――。
歌うことは、難しいことじゃない。
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