「何? オナニーを半分損している?」二極化する現代オナニー事情とは!?
#アダルト
男子にとって永遠の伴侶である「オナホール」。各メーカーが開発競争を進める中、そのスタイリッシュなイメージで人気を博しているのが、トイズハート社が発売する「SI-X」シリーズだ。洗練されたパッケージはもちろん、使い心地も抜群で、ネットでは愛好家によってその断面図が掲載されるほど、熱狂的な支持を集めている。そんな中、満を持して第2弾となる「タイプH」と「タイプF」が発売された! はたして、その画期的なオナホールはどのようにして誕生したのか? 商品開発を手掛けたトイズハート社・常務取締役の石田貴之さんと商品部の小林良治さんに話を伺った!
――現在、圧倒的な人気を獲得している「SI-X」ですが、この開発のコンセプトを教えてください。
小林良治(以下、小林) 弊社で発売している他のオナホールは、裸のイラストが入ったエロチックなものが多かったんです。しかし、今回は「かっこいいもの」を作りたいと思い、パッケージにまでこだわりを持って開発しました。
――アダルトグッズには珍しいほどにスタイリッシュなパッケージですが、こういったデザイン面での洗練にはこれまで挑戦されてきたんでしょうか?
小林 何回か挑戦したことはあります。それによって、裸のイラストを入れなくても消費者に受け入れられるということが分かってきたんです。「SI-X」もパッケージが洗練されているため、ネットよりも実店舗の方が売れ行きがいいんです。
――そもそもアダルトグッズには、どうして裸のイラストが描かれてきたんでしょう?
小林 かつて、道の横とかにエロ自販機がありましたよね。自販機の中にあるので、商品に触れることができないため、いかにユーザーをそそらせるかが勝負だったんです。そこで、直球的にそそらせるためにイラストを付けたのがきっかけと言われています。
――今回発売される2種類と合わせて4種類の「SI-X」が発売されていますね。タイプHが「ハンド」、タイプFが「フェラ」ということは分かるんですが、「タイプN」と「タイプR」は何を意味しているんでしょうか?
小林 「タイプN」はナチュラルフィーリングを表しています。女性の中にはそんなにイボやヒダなどの突起物は少ないので、それを表現しました。
――「タイプR」の方は?
小林 リアルな刺激なのでRealのRという意味があります。あとは、自分が車好きなのでという理由ですね。「シビックタイプR」とか「スカイラインGTR」とか……。
――(笑)。
小林 この商品は内部が刺激的な構造なので、「タイプRばりにガリガリ行っちゃうぞ!」というイメージなんです。
――頼もしいですね~。いろいろなタイプの商品を発売されていますが、内部構造も全く違うのでしょうか?
小林 締め付けや刺激の強さなど、全く異なりますね。「タイプR」は高刺激、「タイプN」はアダルトゲームなどをしながらゆっくり何時間もオナニーをしたい人のための、低刺激なタイプです。
――「タイプF」と「タイプH」についてはいかがでしょう?
小林 「タイプF」については、形として口の中に似せています。ディープスロートの感覚も、食い込んだ構造を用いることで、フェラのリアルな刺激を表現しています。「タイプH」については、原型師さんに「握った手の中を再現してほしい」とお願いし、少しずつ改良を重ねていきました。指紋まで再現されたリアルな構造なんです。
――やはり、開発にあたっては、社内で試されるのでしょうか?
石田貴之(以下、石田) もちろんです。素材や形についてもみんなで試しながら話し合っていますね。素材によっても固さが全く違います。ただ、社内の目だけではなく、外部の方の意見も聞きたいと思い、第2弾となるタイプHとタイプFは知り合いに試してもらって意見を聞きました。
――一般の方々から意見を聞いて新たな発見はありましたか?
石田 使用前には、「興味はあるけど怖い」、「本当に気持ちいいのか分からない」というネガティブな意見がありましたが、実際に使ってもらうと、2カ月半で30回使ったという人もいました。
――ずいぶん活発な方ですね(笑)。
石田 なので、潜在層として興味はあるけれども、なかなか購入にまでは至らないという人は予想以上に多いことが、一般モニターを使って分かったんです。
■オナニーの二極化!?
――オナホールに一番求められているのはやはり「リアル」な感覚なんでしょうか?
石田 2つに別れていますね。激しい刺激を求めている人とまったり使い続ける人がいます。また、オナニーの気持ちよさを追求したいという意見とセックスのリアリティを追求したいという人との二極化もありますね。比率としてはリアルなセックスを求める人が多いようですね。
――オナニーの二極化ですか?
石田 いろいろな人にオナニーの話を聞いているのですが、人によってオナニーの方法は本当にさまざまなんです。妄想だけで抜ける人もいれば、おかずがなければ抜けない人もいます。だいたい30代後半は妄想で、30代前半以下はおかずを使用しているようですね。
――今まで聞いた中でいちばん変わったオナニーはどのようなものでしたか?
石田 なぜか足の下に腕を通してオナニーをする人がいましたね。そうすると、自分の手じゃない感覚を味わえるそうです(笑)。
小林 1回のオナニーで数種類のオナホールを使う人もいます。最初はタイプNで高めていって、発射はタイプRという人もいるんです。
――アダルトグッズを開発する時に苦労する点は何でしょうか?
石田 オナホールの場合は特にそうなんですが、アソコのサイズによって感じる気持ちよさが全然違うんです。だから、どれくらい客観的になれるかが大事ですね。小林がいちばん気持ちいいと思う商品は全く売れないんですが、ちょっと不満足なくらいだと売れるんです(笑)。
――確かに人によってサイズはさまざまなので、何を基準にしたらいいか分からないですね。ところで、日本人の「平均サイズ」はどのくらいなんでしょうか?
小林 一般には13センチと言われています。ただ、あまりそこにはとらわれないようにしていますね。長い人、短い人、そういった人にぴったり合うために、いろいろなラインナップを取り揃えています。
――女性用バイブレーターなども発売されていますが、これも社内で試されるんでしょうか?
石田 社内が男ばかりなので、女性社員に使ってとは言いにくいんです。なので、銀座のお姉様方に使っていただいて意見を聞いています。パソコン接続によるバイブの充電などはちょっと分かりにくかったり、スマートなものよりも露骨なデザインの方がセックスの感覚をイメージできるという話ですね。
――ネーミングについてはどうでしょうか? 「フェラゾーマ」なんていう商品も発売されていますが、やはり、インパクトのあるネーミングの方が売れるんでしょうか?
小林 「フェラゾーマ」については、とある有名RPGが好きな社員が命名したんです。本人は「フェラ・フェラミ・フェラゾーマ」と言っています(笑)。ネーミングは結構ノリでやっている部分が多いですね。
――最後に、トイズハート社としての今後の目標を教えてください。
石田 オナホールを使用すれば、手だけのオナニーよりも気持ちいいものがあります。世の男性のオナニーライフをより充実させたいですね。
小林 オナホールが「恥ずかしいもの」ではなくて男性の生理用品のような形で普通に普及すれば、暗い日本に明るさを取り戻せるんじゃないかと思います!
女性の手のような優しさ。
絡まるディープスロート。
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