贅沢の極み! 「いい肝のカワハギのいい肝ばかり(『いきものがかり』の『いきものばかり』)」
#料理 #男のダジャレレシピ
料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。
女「もしもし、今どこにいるの? ちょっと買ってきてほしいものがあるんだけど」
男「今は……会社だよ。仕事中!」
女「なんか波の音がするわよ。また釣りに行ってんじゃないでしょうね? ところで友達に勧められた『いきものがかり』のCDを買ってきて欲しいんだけど」
男「なに? ”いい肝のカワハギ”? ええと、コレのことだよな。肝パンパンだし」
女「『いきものがかり』の『いきものばかり』っていうベストアルバムが出たから、それ買ってきてね」
男「分かった、それなら任せてくれ! ベストを尽くす!」
― そして数時間後 ―
男「はい、電話で言われたやつ、作っておいたよ。ちょうどいい肝のカワハギが釣れたんだ。しかし肝ばかり食べたいなんて、贅沢な女だなー。まさにベストだよ。身は俺が食べるから」
女「え、どういうこと? いい肝のカワハギの肝ばかり? あ! 分かったわ!」
男&女「『いい肝のカワハギ』の『いい肝ばかり』!」
女「おいしそー! でもお願いしたのと全然違う! そして無理矢理すぎ! でも好き!」
■材料
・カワハギ 適量
・醤油 適量
■作り方
1、いい肝のカワハギを釣って、すぐに血抜きをし、クーラーボックスに入れて持ち帰る。
2、カワハギからいい肝を取り出し、半分を裏ごしして醤油を混ぜ、肝醤油を作る。
3、残りの半分のいい肝を刺身にする。
4、いい肝の刺身にたっぷりと肝醤油をまぶしていただく。
■玉置メモ
・釣ってすぐに血抜きをした冬場のカワハギの肝は最高の味。普通は身の刺身を肝醤油で食べるのだが、あえて肝を肝醤油で食べるという贅沢。
・肝を裏漉しするには、味噌汁を作るときに使う味噌を溶く道具(名前が分からない)が便利。胆のう(苦玉)などの肝以外の内臓が入らないようにすること。
・痛風一直線の料理なので、尿酸値が気になる方はほどほどに。
・ところで「いきものがかり」とは、知っていると思うけれど人気の男女混成3人組音楽グループの名前である。『いい肝ばかり』を『軍艦巻き』にした寿司も最高。しかし『いきものがかり』の『軍艦マーチ』という曲はない。
(文・写真=玉置豊)
●たまおき・ゆたか
へんな料理研究、マイナーアウトドア、狩猟採取が趣味のWEBディレクター、ときどきライター。「デイリーポータルZ」、「地球のココロ」、「@ニフティ つり」など で連載中。
< http://www.hyouhon.com/>
こういうやつです。
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