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通販かコントか!? TOKYO MXの新番組『スイーツドリーマー』に注目!

sweetsdreamer.jpgTOKYO MX 『「スイーツドリーマー』公式ページより

 たまたまつけたテレビで、少し加賀まりこ似(?)のきらびやかでゴージャスなキャラの濃い美人のおばさんが、コテコテの関西弁で喋り、MCもまたコテコテの関西弁で応じて、おかしな掛け合いをしていた。

 これ、何かの通販番組!? それとも、コント!?

 実は関西弁の女性は、関西の人気洋菓子店「マダムシンコ」の川村信子会長。その番組は、TOKYO MXで10月6日にスタートした『スイーツドリーマー』(毎週水曜 午後8時30分~9時)といって、素人が自作スイーツを持参し、審査員が点数をつける番組らしい。

 しかも、斬新なのは、「自作スイーツの挑戦者」が、そば屋の店主や、酒類アドバイザー、レーシングドライバー、主婦など本職の人ではないということ!

 オマケに、コテコテの関西カラーの番組なのに、関西制作の番組を買い取ったわけではなく、TOKYO MX、つまり東京ローカルのオリジナル番組という。一体どうなってるの!?

 この番組の制作にあたるエム・ティ・プランニングの担当者に聞いてみた。

「番組MCの元関西テレビアナウンサー・梅田淳さんが、マダムシンコさんと親しくされていて、『スイーツの素晴らしさ、美味しさを知ってもらう番組を作りたい』と話していたところ、梅田さんとウチの制作会社のお付き合いがあったことから、TOKYO MXでやろうということになったんです」

 それにしても、なぜコテコテの関西カラーに?

「マダムシンコさんは、これまでバラエティーやトーク番組をやっていたわけではないのですが、元銀座のホステスなど接客業をされてきた、喋りがお上手な方です。また、MCの梅田さんは標準語もできるんですが、マダムシンコさんのあのキャラがそのまま出るように、二人の掛け合いを関西弁にしました。現場でもずっとこってりトークで、冗談は放送されてる2倍くらい飛び交ってますよ(笑)」

 挑戦者は、厳しい審査員たちの舌を唸らせることができれば、賞金30万円。優秀な作品には「商品化」もあるという。今のところ、プロのパティシエだけは参加不可だが、なぜ「素人参加」にこだわったのか。

「マダムシンコさんは、『ハートでもてなす』ということを大切にしている方で、挑戦者たちのスイーツに対する愛情を見たいということがまず1つ。また、スイーツのアイデア・見た目・味は無限で、誰でも気軽に挑戦してほしいということがあります」

 ところで、スイーツの素人挑戦番組でありながら、合間には「お悩み解決コーナー」として、「モテない」「仕事を辞めたい」など、視聴者からのスイーツと全く何の関係のない悩み相談も行われていて、30分の枠の中は「ごった煮」状態だ。

 また、「現在の参加条件は『パティシエだけはNG』となってますが、今後は多少パティシエもOKになるかもしれませんし、そのうちパティシエ同士で『料理の鉄人』みたいなこともできたら面白いかもしれませんね」と、貪欲かつ、ノールール!!

 「マダムシンコ」を運営する「カウカウフードシステム」の一社提供だからできる、やりたい放題&何でもアリの進化系バラエティー番組。今後もどこまで化けるのか、ひそかに注目したい。
(「サイゾー裏チャンネル」より)

的場スイーツ ~本気の113品~

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最終更新:2010/11/09 08:00
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