「昔は全力で潰してたのに……」ジャニーズ”イケメンとの共演解禁”の裏事情
#テレビ #ジャニーズ #SMAP
ここしばらく、テレビをぼんやり見ながら思うこと一つ。「ジャニーズって、こんなに他のイケメンとのカラミ、あったっけ?」
たとえば『MR.BRAIN』(TBS系)放送時のキムタク。ドラマ番宣などで水嶋ヒロとしょっちゅう一緒に出ては、”いいお兄さん”のように、かつ、どこかデレデレしたようなその姿に「キムタクが若いイケメンに夢中だ」と軽く驚いたりした。
『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でも、小栗旬や佐藤健など、若くて売れているイケメンが”来店”しては、「人気者が来た!」と5人がキャイキャイ騒いでいる姿を近年よく目にする。SMAPばかりでなく、『VS嵐』(フジテレビ系)の秋の特番時には『東京DOGS』チームとして小栗旬と水嶋ヒロが参戦、そして嵐のメンバーと楽しそうにカラんでいたり……。
かつては、「ジャニーズとDA PUMPやw-indsとの共演はNG」といった規制が誰でも知ってるレベルの公然の事実としてあったのに、なぜ? と思ってしまう。今思えば、言っちゃ悪いが「w-inds」ぐらいでもそんな警戒っぷりだったのに、と。
いったいなぜ? ジャニーズ事情に詳しい、ある編集者に聞いた。
「大前提として、小栗旬や水嶋ヒロは歌手じゃない、というところがあります」
! そこだったか! ファンなら常識なのかもしれないが、すごく基本的なところで、目からウロコではある。
「今でも、あくまでジャニーズの本業は”歌”、というところはあるんです。ですから、歌手であり、なおかつ若いグループであると、敵視することになるんじゃないでしょうか。かつて、グレートチキンパワーズが歌も出して人気が出たときに、ちょうど時期的にKinKi(KinKi Kids)とかぶっちゃったので、潰されたという話もありました」
いま売れてる男性のグループというと、EXILEはかなり方向性が違うし、アイドル的な人気グループである東方神起なども、また流れが違う。
「若手芸人も人気がありますし、いまはすごく多様化していますから、一つ一つ潰しようがない。それに、事務所の力もちょっと落ちてきていることもあります。ですから、以前よりゆるくなってきていることは、確かでしょう」
とはいえ、たとえ本業・俳優でも、あまり若い世代のイケメンと一緒に仲良くしている場面って、あまり見なかったような気もするのだが。
「それは、今のようにジャニーズ以外に人気がある若い俳優さんがあまり出てこなかったというのがあるかもしれません」
なにより、いまだジャニーズのトップグループであるSMAPが、全員30代になってしまい、今の若手イケメンをライバル視するような立ち位置でもなくなっている。
「とくにSMAPは、ジャニーズ内でベタベタすることがないですから。キムタクと水嶋ヒロのように、事務所と関係なく弟分として可愛がったりできるのでしょう」
潰すより、勢いがあるよその若手と仲良しアピールするほうが得策。「○○クンと仲良しなんだ」と、「チーム男子」の仲間に入っておくほうがいい。今は、そういう時代のようです。
(文=太田サトル/「サイゾー裏チャンネル」より)
世はイケメン至上主義
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