Jリーグの勝敗は主審次第なのか!? 後半29分で中止された鹿島vs川崎の行方
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9月12日に行われたJ1(Jリーグ1部)の首位攻防戦がとんでもない事態になった。首位・鹿島アントラーズのホームスタジアム、カシマスタジアム(茨城県)で行われた第25戦、2位・川崎フロンターレとの直接対決。この試合に勝てば鹿島との勝ち点差が4まで縮まる川崎は前半から得点を重ね、後半29分まで3-1と試合を優勢に進めていた。ところが、野球のように雨で中止にならないはずのサッカーなのに、激しい雨によるピッチコンディション不良を理由に、岡田正義主審と不破信マッチコミッショナーが試合を中止してしまったのだ。
気になるのは再試合の行方だ。詳しくは明日15日の理事会で決まるが、原則的には再試合のところ、このまま試合が成立する可能性もあるという。
「片方のチームが出場できないなど、なんらかの理由で不戦勝・不戦敗となった場合、3-0などと適宜スコアを決めて試合を成立させることがあります。そうした事例を適用するかもしれない」(サッカー関係者)
業界のなかには「川崎側はホームゲーム主催者の不手際を突き、スケジュールの過密も考慮して試合成立の方向に持っていく」との見方を示すところもある。
「ただし、再試合となると厄介です。過去にJ2のサガン鳥栖対湘南ベルマーレが天候不良でキックオフから再試合となり、最初の試合でリードしていた湘南が、再試合で負けてしまったという例がある」(関係者)
こうなると最初の試合でリードしていたチームのサポーターはおさまらない。もし0-0からの再試合となり、鹿島が勝ってしまった場合、川崎サポーターの怒りは尋常なものではなくなるだろう。ジャッジひとつで勝敗がひっくり返るとあれば、Jリーグそのものへの信頼が揺らぎかねない。
「欧州なら3-1の後半29分から再開するところですが、Jの規約はお堅いですから……」(某クラブのサポーター)
もし川崎が勝ち点3を得られずに失速した場合、今季優勝の価値が損なわれるおそれはないか。不人気が囁かれるJリーグに、慎重な判断を求めたい。
文系男子のあなたに。
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