AKB48シングル選抜メンバーを決める”人気投票”の真の目的とは?
#アイドル #AKB48
政界では”麻生降ろし”が進行し、総選挙に向けて、各党が暗躍する中、芸能界でもある”総選挙”が話題を集めている。それは、アイドルユニット・AKB48の「13thシングル選抜総選挙」。AKB48とその姉妹ユニットであるSKE48の合計98人のメンバーを、ファンからの投票によってランク付けし、人気上位21名から、8月26日に発売となるシングルの”選抜メンバー”を決定するという”総選挙”の名前を借りた、前代未聞の人気投票なのだ。
この”総選挙”のために、AKB48運営サイドは、選挙管理委員会を発足させ、第三者機関に開票を依頼し、公平を期すために弁護士も立会わせるほど万全の体制で運営を行っているという。
周辺事情を知るアイドル雑誌の記者は次のように話す。
「AKB48はあまりに人数が多いので、シングルごとに20名程度の”選抜メンバー”を選んで、ジャケットやPVを撮影し、テレビの音楽番組などにもそのメンバーで出演します。選抜されたメンバーは”推され”、いつまでも選ばれない子は”干され”なんて呼ばれたりもしていますね。基本的には総合プロデューサーの秋元康さんが選抜を決めていますが、最近ではプロダクション尾木やホリプロ、太田プロ、サムデイなど大手事務所所属の子に固定されているのが実情です」
メンバー全員がアップフロントエージェンシーに所属している「モーニング娘。」らのハロー!プロジェクトと違い、現在のAKB48は、複数の事務所に所属するメンバーの”寄せ集め部隊”となっている。当初はメンバー全員がoffice48に所属していたが、有力メンバーを大手事務所に移籍させてプロモーションの拡大を図ってきたのだ。だが、昨今、その戦略の弊害が出始めているという。
「実際、メンバーたちは続々と大手事務所への移籍を成功させています。メンバーの篠田麻里子、板野友美は女性ファッション誌でモデルを務め、それにより女性のファンが増えるなど、ソロで仕事を行うことでAKB48にも人気がフィードバックされ、相乗効果が生まれてますね。でも、最近では、本来の運営サイドではなく、大手事務所が主導となって、AKB48を動かそうとしているんです。選抜メンバーも大手事務所のメンバーにほぼ固定してしまっている。ファンもこれに疑問を感じているんですが、秋元さんら運営サイドも、相手が大手事務所なので、強気には出られない。ソロの仕事を取ってきてくれるのは、ありがたいのですが、”選抜人事”にまでは関与されるのは、面白くないようです。そこで、行われるのが、今回の『選抜総選挙』というわけですよ」(前出の記者)
ファンの声を反映して行う総選挙であるが、その内実には、運営サイドから大手事務所とメンバーに”お灸を据える”ためのメッセージでもあるという。前出の記者は次のように明かした。
「実際、普段は名古屋で公演を行っているSKE48のほうがAKB48より公演のクオリティが高いというのはファンの間で定説になっています。AKB48でも地道に努力しているメンバーはいますが、特に中心メンバーで、センターポジションを務める前田敦子などは公演中の手抜きがひどいという評判です。ダンスなんてファンからは”省エネダンス”って呼ばれるほど、動きが小さいですからね。さらに、前田は公演のMCトーク中に急に不機嫌になることもあります。太田プロに所属し、将来は女優志望の前田ですが、もう1年間連続ドラマに出演していないなど、女優としては伸び悩んでいる。今回の総選挙で、彼女の現在の真のランキングを明らかにして、お灸を据え、さらに、メンバーたちに危機感を与えるのが、総選挙の目論見の一つだと思います。AKB48の研究生から昇格したメンバーも確実に伸びてますし、もしかしたらSKE48が21人の選抜メンバー中、半分を占めるようなサプライズもあるかもしれませんよ」
弁護士も立会わせ、運営スタッフも「ガチでやる!」と息巻いている”総選挙”。開票結果は、予想外の結果となり、AKB48に新たな風を吹かるのか、あるいはこれまでどおりの人気メンバーがやはり人気があったと再確認することになるのか……。結果発表は、7月8日に赤坂BLITZで開催される開票ライブイベントで発表される。
見習ったほうがいいかも!?
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