“消えた一発屋?”ダンディ坂野 生き残りのための地道な努力
#テレビ #お笑い #ダンディ坂野
すっかりテレビから消えたかと思われたが、『クイズ! ヘキサゴンII』(フジテレビ)に出演したり、『アメトーーク』(テレビ朝日)で「一発屋芸人」として出演したりと、再びちょこちょこテレビで姿を見るようになったダンディ坂野。昨年末には本も出版し、一部では「再ブレーク」という声もある。
ただ、テレビ的扱いは、相変わらず「スベリ芸人」のようであり、5月21日放送の『アメトーーク!』~「スナック菓子芸人」の回では、2ちゃんねるや個人ブログなど、ネット上で「可哀想すぎる」といった同情の声が続出していた。
たとえば、ダンディ坂野が発言するたび、土田をはじめ、他の芸人たちは無表情で沈黙……。いたたまれない雰囲気のなか、ダンディ坂野自身もうつむいてしまう場面が何度もあった。
また、ポテトチップスを使ったオムレツ作りを披露した際には、視聴者的には「おいしそう!」という声が多数あるにかかわらず、土田に一言、「雑だな」と切り捨てられていた。それは「オイシくしてもらっている」というより、まるで「アイツがしゃべったら無視ね!」と示し合わせている、クラス内の陰湿なイジメのようにも見える気まずさである。
こうした扱い・視聴者の声について、所属事務所・サンミュージックに聞いてみると、「テレビの編集もありますし……」とノーコメント。
その一方で、ファンの間では、ダンディ坂野を「いい人」として、温かく見守る空気もある。象徴的なエピソードは、ブログでの読者との交流だ。
実はダンディ坂野のブログでは、毎日のように、「○○さんお誕生日おめでとうございます」「△△さんお誕生日おめでとうございます」と、ブログ読者にお祝いメッセージを書いている。1日に何人もお誕生日の人がいたりと、まるでお客さんの誕生日を毎日祝う飲食店のサービスみたいな状態だ。
これについてご本人を直撃したところ、「きっかけははっきり覚えてませんが、1年前ぐらいにブログを始めたときからやってることで、たまたま読者の方のコメントに『私、誕生日なんです』みたいなことが書いてあったから、『おめでとう』と書いたら、『私も』『私も』となっていっただけなんです」とのこと。
お祝いメッセージに対しては、「何の返事もない人」「『ありがとう。また遊びにきます』などとコメントしてくれる人」など、反応は様々だそうだが、
「いったんやった以上は、責任もってやろうと思ってます。たまにお名前を間違えてしまったり、忘れてしまうこともありますが……会社では一応チェックしてますが、基本的に全部自分で書いていることですので。できる限り続けていきたいです」
自己申告制の読者の”誕生日”には、単なるネタでやってる人もいそうだけど……。
「アクセス数、読者のコメント数ともに、ピーク時に比べると減っているなかで、ずっとマメに見てくださっている方を大事にしていきたい。そこからまた何かにつながっていくかもしれないから」
完全に消えたかに見えたダンディ坂野が、シカトされたり、いじられながらもテレビに残っている理由には、こんな地味~で地道な努力があるのかも。
(サイゾー公式携帯サイト「サイゾー裏チャンネル」より)
いつまでも元気でいて。
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