『ダウンタウンDX』で珍事! 衣装が丸カブリした裏事情
#テレビ
10月28日放送分の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)において、ちょっと珍しい事態が起こった。それは、ゲストである「ますだおかだ」のますだと、元木大介の衣装がかぶってしまったということ。
今年のトレンド「チェック」を使った、一見フツウに見えるシャツで、色も全く同じ。これに対し、ますだは「スタイリストさんが、レアもんのシャツだって言ったのに!」と憤慨し、元木は笑っていただけだった。
同じ番組内で、たまたま「出演者が今日は黒い衣装ばっかり」とか「チェック柄ばっかり」などというのはときどきあるが、まったく同じ衣装がかぶってしまうのは、さすがにレアなケースではある。
いったいなぜこんなことが起こったのか。そもそもテレビでは、事前に衣装チェックなどしないものなのか。また、タレントごとにスタイリストが用意するとしても、ブランド側でも、衣装提供する際に、「○日の○番組」など、把握していても良いのではないだろうか。
そのへん、まったくノーチェックなの? 実際に制作にあたっている、よみうりテレビの番組担当者に聞いてみると……。
「出演者の衣装が同じ番組でかぶってしまうということは、番組によって良いことではありませんので、コメントは控えさせていただきます」とのこと。
やっぱり衣装のかぶりは、喜ばしいことじゃなかったのね……。では、一般論として、テレビでは衣装の事前チェックなどしないんですか? どういうしくみ? と聞くと……。
「ドラマの場合は、衣装さんがついたりしますが、バラエティなどはそうではないので、局によっても番組によっても違います。それぞれスタイリストさんが決めるもので、こちらは関知していないため、一概には言えません」
「スタイリストが決める」「感知していない」といっても、テレビ局側にとっては、服がかぶるということは、ひとつのブランドの商品を過剰に露出することになり、意図的にブランドに宣伝利用されてしまう可能性もあるわけだけど、それは問題がないのだろうか。
ちなみに、雑誌の場合について、雑誌関係者はこんな話をしてくれた。
「ケースバイケースですが、タレントによっては媒体(雑誌)側にコストだけ払わせて、自分の指定のスタイリストやブランドを強要してくるところもあります。スタイリストに食い込んでいるブランドは、自然とテレビの露出は増えると思いますよ。タレントやスタイリストがブランド側と癒着(金をもらっていたり)していたりすると、ブランド側が露出したい新作などを、同じ時期にいろんな方面に貸し出して、それが同時露出してしまう可能性もあるのかもしれません」
今回の事態は、ネット上ではほとんど話題にならず、どこのシャツなのかも、わからなかった。
そういった意味では、もし、ブランド側が番組内での「かぶり」を知りつつ、意図的に宣伝利用したのだとしても、あまり意味はなかったようではあるのだが……。過剰露出の「宣伝効果」は、結局、着る人次第ってこと?
(サイゾー公式携帯サイト「サイゾー裏チャンネル」より)
スタイリストの日常。
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