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独自の道を疾走するマンガ家・大橋裕之の世界

ohashihiroyuki01.jpg大橋氏近影。朴訥な雰囲気ですが、
目の奥は妖しく光っています。

 サブウェイ大橋、大橋ヒロユキ、おっぱい大橋……。これらのペンネームを使い分けるマンガ家・大橋裕之は、連載作品4本などが掲載された100ページ近い『週刊オオハシ』を約3カ月に1冊のペースで自費出版で世に送り出している。06年に創刊して、現在9号目。『デトロイト・メタル・シティ』の作者、若杉公徳などをはじめとしたマンガ家からも注目を集めている。

 まず率直に言わせてください! 狂ってますよね?

「(笑)。20歳の前くらいからマンガの賞に応募しつづけていたんですが、落選や佳作どまりだったり。『だったら自分でやるしかないな』と思って……」


 作風に関しては、笑いと叙情とが不思議に混在した空気感が、どの作品を読んでも共通している。マンガを描くにあたって、意識していることはあるんでしょうか?

「人が話しているときの“間”だったり……でも、ほとんど無意識で描いているかもしれません。あとは、マンガで言えば、楳図かずおさんの影響は大きいですね」

 同誌を発行し続けてきて、読者や周囲からの反応は?

「感想メールが来たりするとやっぱり嬉しいですね。あと、6月に出たチャットモンチーのシングルの初回特典として僕のマンガが付いてます。チャットモンチーの担当の方が、気に入ってくれて。CDを買ったファンにとっては、クエスチョンマークでいっぱいでしょうけど(笑)」

 今後は、自費出版活動だけではなく、メジャー誌にも挑戦したいと言う大橋さん。本誌読者も、彼の作品を一度手にとってみてください!
(編集部/「サイゾー」9月号より)

oohashi000.jpg

『週刊オオハシ』

「Winter Love」「宇宙入門」「太郎は水になりたかった」「ジャンプ少年ヒトシ」など多彩な作品が載っているが、描いているのはただ1人、大橋裕之のみ。
価格/1~5号:525円(税込)、6号~9号:630円(税込)
取扱店/
【東京】タコシェ(中野)、円盤、CHOCOLATE CHIWAWA(高円寺)、BASARA BOOKS(吉祥寺)、ディスクユニオン下北沢店(下北沢)
【長野】「ネオンホール」
【京都】「ガケ書房」など

大橋裕之(おおはし・ひろゆき)
1980年、愛知県生まれ。商業誌での主な活動は、『クイックジャパン』(太田出版)73から75号まで『世界最古の電子楽器 静子』を連載。取材終了後、「なんか僕みたいなモン、取り上げてもらってすみません……」と一礼。作品同様、彼自身も非常にユニークな雰囲気を醸し出しています。

クイック・ジャパン74 (Vol.74)

大橋先生のマンガが読めるのは(メジャー誌では)「クイックジャパン」だけ!

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最終更新:2008/09/04 19:09
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