ノンケも女性も使える!「二丁目用語」を英語でマスターできる奇書
#出版 #サブカルチャー
兵器よ」「あら、ブス、いらっしゃい!」「若い頃
のブラッド・ピットに似てるかも」「まさしさん、
手を握りすぎですよ」など、女子の皆さんも使
えそう(?)なフレーズ多数。
日本が誇るゲイ・タウン、新宿二丁目。海外からの来訪者も多いという、グローバルな地域性が垣間見える『英語で新宿二丁目を紹介する本』(ポット出版)が5月に発売された。
初恋の鈴木君のことを忘れられないアメリカ人大学院生・マークに、ゲイたちが二丁目を案内するというストーリー仕立て(ラブあり)の和英対訳になっており、70あるフレーズをざっと挙げてみると、「I’ve been constantly dumped the past few years.(アタシはここ何年も捨てられっぱなしよ)」「How about if we go to a “fundoshi”bar?(ふんどしバーもあるわよ)」……と独特なものばかり。これは一体誰に向けて作られたのか? 著者であるホラー系ドラァグクイーンのエスムラルダさんを直撃!
「アタシに執筆依頼が来たときにはすでに“英語で二丁目を紹介する”という企画があったものの、それ以外は何も決まっていなくて。で、結局最後まで読者ターゲットは決まらず(笑)、編集部からの要望で外国人の集まる店やゲイ・パレードの情報、腐女子などの話題を盛り込んだら、結果的になんでもアリな本になってしまったの」
しかし、その分ゲイ・カルチャーを深く知ることができる1冊になっているのも事実。最後に、「語学力がないので、英訳はノータッチでした」というエスムラルダさんに、本誌男子読者にオススメのフレーズを選んでもらいました!
「『There’s no garbage to be dumped in Ni-chome(二丁目に捨てるゴミなし)』……どんな男でも、二丁目なら需要があるわよ!」
(アボンヌ安田/「サイゾー」9月号)
エスムラルダさんは、1972年生まれ。ホラー系ドラァグクイーンとして、数々のイベントに出演。普段は「森村明生」名義で、フリーのライター兼エディターとしても活躍している。携帯サイトや雑誌などに、コラムや漫画原作を執筆中。http://www3.alpha-net.ne.jp/users/murapon/(写真/海保竜平)
『英語で新宿二丁目を紹介する本』
4月に『英語で秋葉原を紹介する本』を出した出版社の語研と、ポット出版による共同プロモーション企画で誕生した1冊。英語と新宿二丁目の文化をまとめて学べるほか、ゲイ・カルチャーがわかるコラムも大充実。著/森村明生 訳/ポール・ネルム 監修/松沢呉一 発行/ポット出版 価格/1680円(税込)
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