『オーラの泉』に占い師がブーイング! 江原啓之の犯した“罪”
#テレビ #タレント
スピリチュアルカウンセラーの江原啓之に対して、占い師たちから怒りの声が上がっているのをご存じだろうか?
江原氏といえば、昨年夏に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ)の中でカウンセリングをした女性が、番組内で批判的に取り上げられたことに抗議して、放送界の自主的機関・BPO(放送倫理・番組向上機構)が「制作上の倫理に反するもの」との意見書を発表した。江原氏は、自身のサイトでBPOからの意見書を重く受け止めるとしながらも、フジテレビの番組制作のありかたを批判。怒りの矛先はマスコミにも向けられ、「マスコミは霊能を否定しようと躍起になっているようです」と綴られている(現在は非表示)。
しかし、占い師たちが怒っているのは、今回の件とは別の理由からだ。池袋で長年占いを続ける男性はこう語る。
「最近『オーラを見てください』って言うお客さんが多いんです」
スピリチュアルブームが起こったことで、オーラや前世の診断など、本来の得意分野とは違う要求をされて、困惑しているという。
「テレビで『生まれ変わり』を肯定したり、安易に『前世』『来世』って言葉を使うもんだから、『オーラの泉』ファンのお客さんは『死んだら次は何に生まれ変わりますか?』なんて聞いてくる。占いに来る人の中には、病院でウツ病と診断されている人がけっこういる。それだけせっぱつまったお客さんもいるから、占いって慎重にやらなきゃいけないんです。あれは、ほんとに危険な放送だと思いますよ」(前同・占い師)
何を信じるかはその人の自由だし、輪廻転生自体は、古くからある仏教の考えかたのひとつだが、科学で証明されたわけではない。2007年4月より、番組の最後に「『前世』『守護霊』は科学で証明されていない」とのテロップを流しているが、テレビの影響力を考えると、江原氏が多用する楽観的な「前世」や「来世」という言葉は、自殺志願者の背中を押しかねない危険な言葉ともいえる。
事実、別の占い師は「昔からよく来ていた常連のお客さんが、『死んで生まれ変わりたい』と思い詰めてた」という。『オーラの泉』を見た視聴者が、生まれ変わりに期待して、自殺! なんてニュースが流れなければいいが……。
(編集部)
【関連記事】 復帰はありや? 細木数子降板の真意を現役占い師が占う!
【関連記事】 “細木数子降板”の裏にある某テレビ局員の悲鳴
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事